迎え火
8月7日 七夕
今年はそんなことを思いながらの帰省だったが、雨の影響で降車駅ひとつ前で停車。
スケッチをしながら車内待機していると、30分後くらいに新幹線の扉が開き「アナウンスの聞こえる所ではどこでも待機可」となった。
いつ動き出すか予測できず、降りてローカル列車へ乗ろうとしていたら、家族が車で迎えに行くとの電話。
その時間もいつになるか聞き忘れ、テーブルと椅子のある場所でまたスケッチをして過ごした。
ピアノを弾くひと、踊りの練習をするひと、外の様子を見るひと、計画を立て直すひと、
様々な音を聞きながらのスケッチは意外と捗り、映画の中にいるような気分だった。
8月13日
地元の商店街では七夕の飾り付けのまま、送り火のイベントを迎える。
川には櫓が作られ、人々は火のついた小さな松明をまわしながら亡き人を想う。
櫓が倒れた頃、お経が響き、花火がはじまる。
前日までたっぷり雨を含み、イベント中止かと思われたが、無事に開催され、櫓からは大きな炎が上がっていた。
昔の花火は、1秒ほどの間髪があり、それを楽しみにしていた。
でも今は、3部に構成され、連続して打ち上がる。
(一般的だけれど、小さな町なので花火を上がることが自体がすばらしいし喜ばしいが、淋しさ少し)
20分ほどで花火が終了。
「ちょうど良い」花火を見終わった母は毎年言う。
(概ね、町の花火が好きであることが伝わる言い方)
8月7日
「今年も夜明け前に出発して、墓掃除だ」
8月8日
ありがたい事に、去年より遥かに涼しい掃除。
母の真似をして、私も朝焼けを撮る。
近年お節料理を食べなくなったせいか、迎え火を境目に一年の終わりと、新しい一年のはじまりを感じる。
08. 16 , 2025
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