1.モウブレイ/ステインリムーバー 2.コロンブス/カラーリペア 3.モウブレイ/シュークリーム 4.サフィール/補修クリーム
コバを掃除するときは、使い古した歯ブラシに布を巻き付けると、隙間部分の汚れが落ちます。
キズが多いとき、4を2~3回繰り返してください。
左:リムーバーで汚れを落とし切れなかった為、補修クリームを塗っています。
オールソール交換後 - 2023.3.20 追記 -
work ホワイト お手入れ
大掃除、お節作り、ひと段落されましたでしょうか。
いつもは雪景色を見ている年末年始ですが、積雪はなく日差しが降り注ぎ晩秋のようです。
先日オンラインストアでは、スリッパのお洗濯について記しました。
お正月に時間のある方や、境目なく過ごされている方、靴のお手入れは、10~20分ほどで出来て、気持ちがスッキリするので、宜しければぜひ:)
白という色は、お買い求めになる前、汚れがいちばん気になってしまう所かと思います。
新しく買い足したシューケアが良かったので、ホワイトの靴について記しますね。
1.クレンジング
先ず靴に付いている汚れを落とします。水分をしっかり絞ったやわらかい布で、靴全体を拭き取ります。
その後、モウブレイ/ステインリムーバーで再度、靴全体を拭き取ります。
コバなどの隙間は、使い古いした歯ブラシなどに、布を巻きつけて拭き取ります。
油性クリームの重ね塗りした回数が多かったり、アウトソールの汚れがつよい場合、
片足あたり全体を3~5回ほど拭き上げることをおすすめします。
2.補色
きれいに汚れが落ちたら、擦れた部分の色を補います。
コロンブス/カラーリペアは、お化粧で例えるとコンシーラーのような役割です。
擦れたキズのある部分に塗ることで、凹凸などが平にしつつ、補色することができます。
写真のようにキズが多い場合は、軽くたたき込むように塗るのもおすすめです。
3.補色&保湿
カラーリペアで補色ができたら、靴全体の補色と保湿のため、シュークリームを塗ります。
5〜10分ほど置いてから、乾拭きをします。
そのあとブラッシングをする場合は、色移りしますので、黒茶のブラシとは分けてくださいね。
モウブレイ/シュークリームは、お化粧で例えるとファンデーションです。
あまりキズが多くない場合は、お手入れは、3.までで十分です◎
4.補色
サフィール/補色クリームは、お化粧というよりもペイントに近いです。
色落ちの心配が少なく、クリームの重ね塗りや他の色と混ぜ合わせての色調整も可能です。
今回はキズが多かったため、2→4→4→3 の流れで行っています。(4を繰り返し行う際は、10分ほど乾燥させてから行います)
062スリッポン/ホワイトは、ベジタブルタンニンの顔料系ホワイトです。使いはじめは真っ白で、少しずつ生成のようになっていきます。
写真:After は、 サフィール/補色クリーム/no.21 ホワイトで試しています。
ホワイトでも4種類ほどありますので、お好みで経年変化した色で合わせたい方は、no.44 でも良いと思います。
サフィール/補色クリームのようなケア用品は、スムース革の皮革製品全般に使用できる、着色補修クリームで、
靴のコバ、カバンの角など、色が擦れてしまったときの補修に使用できますので、よく使用される色でお持ちになるのも良いですね。
追記
写真の062スリッポンは、一年ほど履いています。
アウトソールは、下から Vibram 層、ウレタン層でで出来ています。
ステインリムーバーでは、アウトソールの汚れが落ちなかったので、サフィール/補色クリームも全体に塗っていますが、
よく見ると踵が 5mm ほどウレタン層まで擦り減っています。
この状態だと、靴のパフォーマンスが発揮されなくなってしまうので、オールソール交換をおすすめします。
内臓されたインソールは「フットベット」になっており、足が快適に歩行できるよう凹凸があります。
フットベットシューズに限らず、この5mmの傾きで足元は不安定になってしまいます。
一度、お持ちの靴やパンプスを平らな場所で置いて、確認していただけたらと思います!
年末年始は、大雪になると東京に戻って来れるか心配で、直前まで帰省は悩みます。
ただ、12月28日なると神棚と仏壇を掃除する父の姿や、お雑煮に3種類のかまぼこを入れる母のこだわりを見ると、
こんな習俗・風習を感じるために居る意味を感じ、結局のところ移動している自分がいます。
1872年にグレゴリオ暦が採用され、明治5年12月5日(旧暦)の翌日、明治6年1月1日(新暦)を、
グレゴリオ暦1873年の1月1日としたようです。そのときの民の暮らしはどんな感じだったのでしょうね。
年末年始は不思議とこのことを考えてしまいます。
それではまた新しく来る年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(文/カンダ)
12. 31 , 2022
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