062 / slip-on shoes / upper:White / outsole:work White / 21.0~24.5cm ¥49,500 tax incl. / 25.0~28.0cm ¥55,000 tax incl.
オールソール修理 ¥12,100(税込)より work → dress へ変更可能
地面に接地しているゴム層からウレタン層へ、5mmほど擦り減りだすと、オールソール交換の目安です
062 / slip-on shoes / work White
今週は夏が戻って来たような陽気でした。
新高という品種の梨を頂き、とても立派な大玉なので、しばらく眺めようと思っています。
梨の旬もあと1ヶ月ほどでおしまいですね。日が昇るのは遅く、落ちるのは早くなり、季節が移っていることを実感しています。
若いころ、白と別の色で悩んでいたとき「白は汚れるのが良いところ」と、ショップの方と会話したことがありました。
それ以来汚れを気にすること、はたと無くなりました。汚れるのを覚悟して身に付けるというよりは、身に着けたい、ただそれだけに
なりましたが、それでも購入したときと、着用する時間が重なっていくと気持ちの変化が生まれます。
062 スリップオンシューズのホワイトを、半年ほど履いてみて気になったのは、アッパーよりもアウトソールの方でした。
アウトソールの構造は、ウレタンとゴムから成っており、細かい粒子のウレタン部分に入り込むと、汚れは落ちにくくなってしまいます。
気になるなる方は、小まめな靴用のシャンプーでのお手入れをおすすめ致します。
足裏から支えるフットベット構造のこのような靴は、立位の設計でもあるため、アウトソールが 5mm 磨り減ると、そのパフォーマンスが
低くなってしまいます(疲れやすくなってしまいます)。
地面に接地しているゴム層からウレタン層へ、5mmほど擦り減りだすと、オールソール交換の目安です。(写真7)
5mm のことですが、身体を支えている傾斜としては大きい数字です。
アウトソールを交換することで、再び疲れにくい環境でお履き頂けたらと思います。
※お手入れやお洗濯についてはまた改めて記したいと思います。
この夏白い服を5着、草木染めしてもらいました。もう捨てようかと想っていた服だったのですが、佇まいが好きで何年も捨てられずにいたものでした。
出来上がってきたときの感覚は、購入した時とは別の嬉しさがありました。靴の修理が仕上がってきた時も同じで、長く使える物の素晴らしさや、
また使える有り難さを感じます。漠然とした言い方ですが、こういう気持ちの収まり方が、此の所とてもしっくり来ます。
つくる側となり、消耗品ではないものを望むようになったのだと感じています。
普段使いの靴、仕事用の靴、オブジェの靴、靴の選び方は本当に様々。
靴を生業にする視点では、きれいな姿勢をつくり、洋服を引き立てる、道具のようでいて、心踊る靴が作れたらと最近思います。
062 / slip-on shoes / work の記事は今回で一旦おしまいです。次回は dress について、10月16日(土)より再開いたします。
そのころはもう梨も終盤になっていますね。それではまた!
09. 25 , 2021
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