017内羽根ストレートチップ 2019ss season color:Red
前部分がゴム、後ろ部分の革とが一体となったアウトソールに出会ったとき
スニーカーのような履き心地で見た目は革靴が本当にできるかもしれないと思った。
2015年の秋、「日常を旅する」という本が出版され、その本のタイトルを秘かな靴のテーマにし、
ずっとあった靴の構想が具体的な試作へと進み、2016年秋に発表することが出来た。
5回目の受注会となる2019ssのシーズンカラーは「あか」と決め、
定番のお財布やバッグなども同じ革で揃えて展示することで、ようやくテーマに近いものが表現できたような気がする。
身体を支えている靴には、「きれいに立ち、その移動が歩行である」という考えがある。
この靴は、義肢装具士の方といっしょに考えたフットベット(インソール)が入っている。
ベーシックなブラックやブラウンは、服やアクセサリーを引き立ててくれ、十分日常を旅できそうだが、靴に目がいく色も作ってみたくなった。
20年前よく履いていた赤い靴がいつの間にか手元に無かったことや、来年40歳となり成人式と還暦のあいだにいることが後押しとなり、
定番 6アイテムも「あか」で揃え、色から元気をもらえるかの試みとした 2019ss。
明日よりsahanさんでお待ちしております。
靴の受注会 2019ss @sahan
2018.11.16 金 -11.21 水
OPEN 11:00-19:00
名古屋市千種区猫洞通3-21 KRAビル1F
TEL 052-783-8200
shop@sahan.jp
www.sahan.jp
在店日 11.16金 , 17土 , 18日
スタイリング(ネイビーワンピース)/rasiku
撮影/中田寛也
まだトートーニーという名前もない2012年、靴のオーダーをしてくれた萩原百合さん
納品したサンプルは完全な失敗で、納得するものができたらお届けする約束をしました
いまは靴を届けられなかったことよりも、遺作となった「日常を旅する」をはじめ
たくさんのきっかけを頂いたこと、ようやく百合さんに似合う靴ができたと思えること
心からうれしく 感謝ばかりです
11. 15 , 2018
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