裁断型(No.017 内羽根/おもて革用)
上から、うら型、おもて裁断型、おもて決型(No.017 内羽根)
サイズ:23.0cm 左から、No. 052,051,019,018,017
手前が dress、奥がwork
「dress ・ work 」process① Pattern and Cutting
「おなじ色とデザインでも、アウトソールで印象が変わるのは、靴作りの悩ましさであり、おもしろさの一つ。」
今回のDMの序文に書いたことは、自分自身が一番気になっていたこと。
装いを軸にした革とゴムの一体型ソール(dress)と、機能性を軸にVibramを使用したゴム底(work )の、押渕(外周)差はわずか1.5mm。
ソールの厚みも変わることで、別のものに見えるというのが、2019年の靴の設計で一番おもしろかった発見でした。想定していたことと異なるものが
実際には出来、その修正と試作には、必ず発見と同時に好奇心も生まれるため繰り返すことができたのではないかと振り返っています。
「好奇心には勝てないんだよ」と、TOKYO No.1 SOUL SET が言っていたのは本当だと、身を以て実感しています。
1年に1デザインの発表としていたのに、アウトソールの設計にほとんどの時間の費やすあまり、2019年はプロトタイプの発表になってしまいましたが、
連続性のデザインであることから、2020年は2型の発表となっています。
今回の展示では型紙も展示しています。
(2枚目)上から、うら型、おもての裁断型、おもての決型
(3枚目)左から、No. 052 , 051 , 019 , 018 , 017 の23.0cm
サイズ展開が 21.0から28.0cm、 0.5cm刻みで15サイズ
木型が、ほっそりとゆったりで、2型ずつあります。
展示しているものはほんの一部で、2枚目の画像を 1セットとすると、3デザイン(3枚目ドア右側)だけで、90セット型紙があります。
牛が生きていた頃は立体で、平面なったのが革
設計図となる型紙から、また靴という立体に。
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◯ exhibition
2020aw「dress ・ work」 - process① Pattern and Cutting -
おなじ色とデザインでも、アウトソールで印象が変わるのは、靴作りの悩ましさであり、おもしろさの一つ。
2019年よりアウトソールは、装いを軸にした革とゴムの一体型ソール(dress)と、
機能性を軸にVibramを使用したゴム底(work )の2種類になりました。
2020年デザインは新たに2型加わって6型になり、アウトソールで分けると、12種類より用途に合わせてお選び頂けるようになりました。
これまでと同じく足裏から身体を支えるフットベットを内蔵し、軽やかな履き心地の設計になっております。
そもそもどのような靴の構造で工程を経ているのか、製靴工程も合わせて展示できたらと、今回は先ずは靴作りのはじまりである、
型紙と裁断についてご覧頂けたらと思います。
◯ 会期
2020年 1月11日 〜 2月22日
◯ 営業
土・日・月曜 13:00-18:00
※そのほかの曜日につきましては、メールにてご予約をお願い申し上げます。
info@toe-to-knee.com
◯ 場所
トートーニー
東京都台東区鳥越2-5-1 恵比須ビル3階A室
tel 050-1198-6079
◯フィッティング
足の計測、木型(足型)の確認を当方でおこないます。
デザインは6種、革素材は4種/8色より、お客さまにお選び頂いております。約30分ほどお時間を頂戴いたします。
◯ お渡しについて
2020年 7-8月を予定しております。
※ 今回お持ち帰り頂ける靴もご用意しております。
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01. 19 , 2020
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